昨日の続きです。
うさぎを飼っている我々は今何に注意すべきか、今何を考えるべきか・・・
それは、
『自分(飼い主)が新型コロナウイルスに感染した場合に、うさぎちゃんをどうするか』
を考え、できる範囲で準備しておく事です。
あなた(飼い主)が病院等、隔離された場所へ行かなければならない状況になった場合、うさぎちゃんのお世話はどうしますか?
同居家族にお願いしますか?
もしかすると家族も感染していて入院しなければならない状況になるかもしれません。
家族や知り合いに家に来て面倒を見てもらう様に頼みますか?
患者であるあなたが暮らしていた部屋にうさぎちゃんを残し、お世話に通ってもらう方法は、感染対策上リスクが高すぎますのでオススメしません。
答えは、安心してあなたの大切なうさぎちゃんのお世話を頼める人に預ける事です。
できれば動物病院やペットホテルをオススメします。
理由は2つあります。
預ける際にうさぎちゃんとペレット+牧草だけで良いからです。
家族や知り合いに預ける場合は、ケージやその他飼育道具も一緒に預ける事になると思いますが、物が多いほどウイルスが付着している率が高くなります。
大抵のペットホテルや動物病院は、各施設でケージやウォーターボトル・餌箱・トイレ・ペットシート類は準備していますのでそれらを利用する事で感染拡大を防げます。
うさぎ専門ホテルであれば、種類は限定的かもしれませんが、チモシーやうさぎの餌(ペレット)もあると思いますので、うさぎちゃん本人だけ預ける事も可能かもしれません。
荷物は出来るだけ少なくする事も少しでも感染を防ぐために重要な事です。
動物病院やペットホテルに預けた方が良いもう一つの理由は、
消毒・清掃・換気の環境が一般家庭よりも整っているという事です。
預かりを行なっている動物病院やペットホテルは、
都道府県知事または政令市の長の登録を受けなければなりません。
その際には、感染症予防についての指導と実際に施設のチェックを受けての登録となりますので、クリーンで安全な環境が確保されています。
常に消毒液や洗剤・清掃道具・換気設備があり、できる限り感染症を防ぐ様になっています。
感染症予防については、ほとんどの動物病院やペットホテルはかなり気をつけていると思います。
ちなみに、登録をきちんと受けているところかを確認する一つの方法としては、その施設のホームページを見るとわかります。
ホームページのどこかに(主に会社案内や店舗案内に多いと思います)、第一種動物取扱業の登録証や登録情報(登録番号や動物取扱責任者名等)が表示されています。
実際にうさぎちゃんを預ける時には、必ずご自身の状況を説明をしてから連れて行く様にしましょう。アポイント無しに突然連れて行くことは良くありません。
預かる際には念の為に被毛を洗浄するか、店員さんにマスクとグローブをつけてもらい、お世話をした後は丁寧な手洗いをする様伝える事を忘れずに。
万が一の際、あなた(飼い主)が治療に専念できる様に、大切な家族(うさぎちゃん)を安心して預けられる場所と方法を見つけ、しっかり準備しておく事をおすすめします。
『備えあれば憂いなし』
次回は、万が一の時に備えてうさぎちゃんにも準備しておいてもらう事・方法をお話ししたいと思います。
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