うさぎの体のしくみを知る <視覚>

うさぎのカラダのしくみを少しお話ししたいと思います。

五感である視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚

その中で今回紹介するのは、視覚です。

 

それでは行ってみましょう!

 

●視覚

うさぎの目は顔の両脇についています。

そのため、視野がとても広いのが特徴です。

両目を合わせた視野は約360度。

ウマとほぼ変わらない視野の持ち主です。

 

ちょっと首を動かせば、自分の真後ろも見えてしまいます。

この視野の広さは、天敵から身を守るためです。

肉食動物の動きをすぐに察知して逃げられるようになっているのです。

草食動物の目は顔の両脇についているのはその理由というのは多くの方がご存知ですね。

 

口元付近と目と目の間のおでこ部分、頭の後ろは死角です。

また、目が横に付いているので、風景は平面で見えていると言われています。

 

確かに、大好物のおやつをうっかり落としてしまった時に、

なかなか見つけられない様子がみられる時があります。

「こんな近くにあるのに、わからないの〜?」と声をかけて、

指でおやつの場所を示してあげると、

 

「あ!あった❤️あった❤️」とやっと気づく時があります。

おそらく死角に入っているのでしょう。

 

色は認識できているのかということに関しては、

うさぎは、二色型色覚と言われており、

緑色と青色は見えるが、赤色は見えないようです。

美味しいチモシーの色は、もしかすると判別できているかもしれません。

 

ちなみに、人間は三色型が一般的です。

光の三原色と呼ばれる赤・青・緑です。

 

また、明け方や日暮れの薄暗がりなど、わずかな光の中でも比較的よく見ることができます。

ただ、視力はあまりよくないそうで、0.1〜0.05の近視と言われています。

近くのものははっきり見えるが、遠くのものはぼやけて見えているそうです。

その分、うさぎは耳が発達しています。

 

次回は、聴力に付いてお話しします。